先月、三石町の肥育農家さんを3件見学に行ってきました。 共励会で入賞を何回もされている農家さんで、非常に勉強になりました。 餌のやり方などの管理方法、肥育の現場で起こる問題など、様々な事柄を質問しましたが、大変親切に細かなことまで教えていただいて、大変有り難かったです。 また、実際に肥育されている安福久の産子や、美国桜の産子を見ることが出来、この系統が、なぜ市場で高い評価を受けているか理解することができました。やはり、他の系統とは、一味も二味も違うのだな~と感心した次第です。 今回、手に入れた情報は、今後に学園で肥育をする際には、生かしていきたいと考えています。

今月の市場ですが、農場では、あまり出すことのない安福久の系統の去勢を2頭(美津照重と芳之国)ともう1頭は、第1花藤×北の大福でした。美津照重だけが大きめで370㎏ありましたが、後の2頭は、いつもより少し軽めです(芳之国300㎏、第1花藤330㎏)。

市場は、先月よりも落札価格が下がりましたが、美津照重は、89万円、第一花藤は、74万円、芳之国は67万円でした。芳の国は、体重が軽かったのと幅がなかった為、この価格は仕方がないです。第1花藤は、幅があって、詰まっていて、大福の良いところが残っていたからでしょうか、期待していた以上の落札価格になりました。写真は、89万円の美津輝重です。

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 伸びがあって、370㎏と体重が合っても、尾枕もない牛は綺麗ですね。

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 毎回、このような牛を作れると良いのですが…但馬系の牛は、難しいです。

来月も3頭出荷予定ですが、これ以上、価格が下がらないと良いですね。(夏の相場は、下がることが多いですが)。