一番草終了

 先週で、漸く一番牧草も終了しました。
天気予報が、ころころ変わり、1週間は、無駄にしたかもしれませんが、先週1週間は、連日の晴天で、30町ほどの採草地の収穫が出来ました。 新型トラクターの能力と学生達が頑張って、テッターをかけてくれたおかげだと思います。(日高農場では、札幌農場の5倍から10倍の面積の圃場を管理しなければならないので、より現場に近い実習ができたと思います。) 

牧草の収量も、前年の1.5倍ほどあり、単純に刈遅れによる収量増加でもないようです。 6月の天候は悪かったのですが、5月は、比較的気温が高かったので、牧草の伸びは感じるほど悪くなかったのかもしれません。(ただ、デントコーンは、成長が遅れてます。ここ最近、気温が高いので回復はしてきています。)これで、1年間、牧草の心配はしなくて良さそうです。
 和牛の市場の結果ですが、何とか平均価格を頑張っております。 市場の状況も、100万円越えの牛もいるので、平均価格は、高めに移行していますが、少しでも、マイナス要素(体重が軽いとか、系統が少し古いとか)があると、平均価格を大きく割り込むようになってきました。
 今回は、3頭を出場させ、百合勝安×北乃大福(307日 341kg)81.1万円、芳之国×福安照(300日 341kg)84.6万円、美津照重×茂花国(281日 340kg)82.9万円でした。 今回は、前回より体重もしっかり乗っていたので、価格も高めに落札して頂けました。
 学生の作業も中盤となりました。1年生の日高農場の交代作業も先週で終了し、2年生も、今週終了すれば、人工授精師の講習となり、その後夏休みになります。
 その為、慌てて牛舎内の塗装を学生たちにしてもらいました。 
 単純な塗料ではなく、デオドラントゼオという珪藻土含有の塗料です。
 石灰乳塗布は、発熱など問題がありましたが、この素材にはなく、アンモニア吸着など脱臭効果も期待され、珪藻塩のおかげで調湿効果もあり、牛舎内を涼しくすることも期待できます。(これからは、湿気で牛舎内がべちょべちょになるのを防げる??) 消石灰も含まれているので、雑菌抑制効果もあります。
 スプレーで塗れるので、今までローラーで塗っていた作業時間も短縮でき、牛舎内もかなり明るくなりました。