採卵と共進会

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 今年度、2回目の採卵です。 今回は、バージンフラッシュを行う14カ月齢の育成牛とすでに搾乳を止め、採卵用に飼養している9歳成牛(学園の看板牛のジェネシスです。)の2頭を酪農学園大学の協力で採卵を行いました。 (

 前回は、蹄病で痛みを伴っていたり、泌乳量が多い時期の牛での採卵をチャレンジしたため、結果として、1卵も取ることが出来ませんでした。 やはり、うまく採卵するためには、できるだけマイナス要素取り省く必要性を実感し、今回は育成牛と乾乳牛(受胎していません)から採卵を計画しました。

 結果として、Aクラスの卵を10個以上採卵することが出来ました。すでに今年度は、和牛1頭、ホル1頭の受精卵からの子牛が生まれています。 年内に後4頭受精卵から生まれる予定です。 判別精液や受精卵の受胎率の問題からなかなか利用できなかったのですが、受胎率が向上したおかげで改良を一気に進めることが可能となりました。

 コロナ禍の影響で、共進会が開催されなくなって1年が経過し、今年度も開催が心配されてましたが、やはり、今年度も開催が中止となりました。

 昨年、全く共進会に参加してないこともあり、進行や段取りが学生達に伝承されてなく、八紘学園に入学して、全く共進会を経験しないのも学生達の入学の目的の一つを無くしてしまうことになるので、学内で小さな共進会を開催することになりました。

 今年度から学内で始まったホルスタイン同好会の初めての催しものにもなります。

 取り敢えず、未経産2部、経産2部の2部門、合計13頭で行います。 初めて牛をリードする学生もおりますが、毎日リードの練習しております。

 牛も昨年共進会が無かったので、初産牛は全く調教されてないので、かなり学生たちも苦労しております。(牛の体高が以前より少し高くなったので、頭を上げるのは、男子学生でも結構大変です。)

 チャンピオン牛やベストリードマンには、豪華な賞品も用意する予定なので学生達も頑張ってほしいと思います。

 

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ちゃんと立たせる練習

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歩かせる練習



でも、はやく、コロナが終わらないかな・・・日高農場から持ってきているジャコビー サブリナは、未経産で日胆の共進会でジュニアチャンピオンになって、全道に出陳することになっていたのですが、地震で全道が中止に、昨年無事に良い乳房が付き、体格審査も84点と高得点で共進会に期待をかけたのに、昨年は、すべての共進会が中止・・

 そして、今年も良いコンディションで2産目を無事にむかえたのですが・・今年も中止になってしまい非常に残念です。 秋にワクチンの接種が無事に終わって、ウィンターでも開催できるようになれれば、うれしいのですが、オリンピックの後の動向が心配ですね。