安福久

 
写真は、日高農場で初めて生まれた、母牛が安福久の仔牛です。 1代祖は、芳ノ国です。初産の仔で、少し小さめですが、生まれて、10分もしないで自力で1リットルの人工初乳を飲むほど元気な子です。 今は、人工哺乳で、牛舎のペンで飼育しています。去勢なので、来年が楽しみです。
この後、3頭ほど2代祖が安福久の母親の分娩が続きます。(真冬に、久の系統の分娩は心配です…)
 今週、年末の肉牛市場が安平町でありましたが、今回も日高農場から、3頭出場しました。
 系統は、前回に続き、花美千(母牛北平安×百合茂)で今回は、去勢です。 安福久(母牛勝忠平×北国7の8)の去勢、雌は、美津照重(母牛菊花国×茂勝栄)になります。 
今回の期待は、やはり、前回、価格が良かった花美千です。 258日で326kg、高さ、長さもあり、前回の義平福のような余分な脂肪もありません。 今年、一番の出来かもしれません。
 今回、初めて70万円を超えることができるかも…と期待しておりました。 
 競りの結果は、76.2万円と今までの学園の中では、最高の価格、また安福久(277日で、体重は、同じ326kg)も70.1万円と安福久の去勢としては、高めの価格で落札して頂きました。(勝忠平は、百合茂より大きめなので、価格が高めです。)美津照重も64.3万円と体重は、少し軽め(304日で298kg)でしたが、こちらも予想より高めの価格で落札して頂きました。
 年末は、価格が高めと聞いておりましたが、(内地の市場がかなり高かったことも、影響しているそうですが)全体的に、かなり高めの落札価格でした。天井知らずの値上がりに、少し不安はありますが、これで、年は越せそうです。 
 今月は、沖縄県に、1頭ホルスタインの育成牛も販売しました。 今回は、種牛がアイオーンなので少し(かなり?)体高の大きめの牛で、内地は厳しいかなと思っていたのですが、内地を通り越して、沖縄へ渡っていきました。年間200頭ほどが、北海道から沖縄へ渡って行っているそうです。
年末年始にかけて、分娩が続くので、大変ですが、期待の牛も多くいるので、楽しみでもあります。 冬の分娩は、事故も多いので、事故の無いようにしたいと思っています。