レブセルSCの経過

 

  九州地方の大雨で亡くなられた方、また被災された方に対してお悔み申し上げます。

学生の中にも九州出身がおりましたが、被害には合わなかったそうです。

 昨年、九州地方に肉牛農家へ訪問した際、人吉の温泉街に滞在し、居酒屋(銀の蔵だったと思います。)で美味しい鮎料理食べて、家族を連れて、また是非食べに行きたいと思っていたのですが、こんなことになるなんて。九州は、毎年大きな水害に遭うようになってきています。地球温暖化の影響(水温が高く、水蒸気が発生しやすい状態)でしょうが、梅雨前線が停滞すると大雨になることがパターン化しています。北海道でも、梅雨の様な状態が続きましたし、今までと違う気候の見方が必要かもしれません。 

 今年の牧草は、7月6日に終了しましたが、例年より4日ほど早く終わらせることができました。 前にも少し書きましたが、今年は、梅雨の様な状況で晴れる期間が短く、牧草を刈るタイミングが難しかったのですが、うまく収穫することができました。札幌で収穫した牧草の成分は、CPが乾物中12%と非常に高い数値なりました。 他の牧草にも期待です。

 さて、レブセルSCを給与しておおよそ1か月を経過しましたので、糞の状態を確認してみました。通称”うんち洗い機”と呼んでいるダイジェスション アナライザーで状態を見ることができます。 三層に分かれており、目の粗さの違うフィルターで便を越しとっていく方法で、消化状態を見ることができます。 

 最初の写真は、レブセルSCを投与している牛の糞の状態で、次の写真は、給与していない牛の便の状態です。10日目の写真を乗せています。

 フィルターの目が大きいところで繊維が多く残ったのは、やはりレブセルSCを給与していない牛でした。 ただ、期待したコーンの子実の分解は、あまり進んでおらず、これは、残念な結果になっています。 給与している方の2番目の細かい所に多くの残渣が残っていますが、明らかに一番目の粗い所の量は減っています。

給与してから1か月程度経過すると、さらに酵母の活動が進み、コーンの消化も改善される可能性があるので、また、この方法で調べてみたいと思います。

 この手のサプリメントは、給与を続けていくことも重要なので、今後も引き続き見ていきたい思います。

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レブセルSCを給与している方の糞

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レブセルSCを給与していない方の糞