強風

先日より、日高地方は、強風に見舞われております。 日高農場も、強風に曝され、馬も牛も外に出れない状況に…。 最大瞬間風速は、当場の計測器で、16.5m/sになり、 
その風で、フリーストール牛舎の扉が、レールから外れました!! うまく支柱に引っかかったお蔭で、大きな破損は逃れましたけれど、う〜ん、ラッキーだったと思いましょう。レールと滑車の交換で何とか修理できそうです。怪我はしたくありませんので、風が弱まってから修理したいと思います。(無事に、修理完了しました。)
 市場は、高値が続いております。とうとう、雌までもが70万円台に突入です。雌の勝早桜5(282日、334kg、72.3万円)隆乃国(285日、298kg、70.6万円)去勢も勝早桜5(267日、332kg、82.2万円)隆乃国(271日、313kg、80.1万円)と80万円台でした。 
 ここまで、高値が続くと”暴落”の恐怖心の方が”高値”の幸福感を上回ってしまいます。
 その結果、私の判断で、良血の系統の雌は、皆、後継繁殖牛残しています。(残し過ぎやろ、と他職員には、言われておりますが…)高値のうちに、少しでも、マイナス要素を減らしておく。傷口は小さくほど対処しやすいですから。
 その小さな傷口ですが、年度末で、予算の残高も少なくなってきているのに、本牛舎の分娩用監視カメラの調子があまりよくありません。
 農場の監視カメラは、本格的なもので、テルックカメラと言って、銀行などの防犯カメラと同じシステムです。
 非常に優秀なのですが、カメラなどの機器の価格が高いことがネックなのです。 これは、来年度まで、我慢かな〜と思っていましたら、ネットオークションで、中古ですが、非常に安く出ていたので(4500円!!衝撃の価格。定価は8万円以上)、即決で購入しました。 
 
防塵、防湿のドーム型で、露出も自動補正機能付き、明るさで画像が飛ぶこともない新型です。
 中古で、作動が保証されていないので、心配でしたが、問題もなく、調整不要で取り付け出来ました。画像は、今までより、綺麗に、品物自体は、新古品のようでした。
これは、幸運でした!! これで、分娩事故が減らせます。(減らせるのではなく、仕事が楽になるだけですが、フリーストールの扉もカメラも職員だけで対処できたの幸いでした。)