デントコーン

 毎日、暑い日が続きます。 日高農場の気温計は、百葉箱ではないので、直射日光の影響が大きく出ますが、それでも、最高で34度を記録しています。 牛さんも日中のこの日差しなら、ぐったりなので、夜飼の後、パドックに出しています。先週まででしたら、夜でも気温が高かったのですが、今週になって、ようやく、夜は、20度まで下がってきました。 少しは、牛も楽になったようです。日高の夏は、だいたい、お盆前後までなので、あと1週間ほどは、牛には我慢してもらわないといけません。 

 写真は、日高農場のデントコーン畑です。 まるで、波打っているかのように成長の度合いが違います。 手前のデントコーンなど腰ほどの高さしかありません。6月、7月の気温が低かったのと日照時間が短かったことが原因でしょう。 日高農場の記録を見ると、昨年、1年間の総雨量は、1083mmでしたが、今年は、今現在で905mmですから、いかに今年、雨が降っているかわかると思います。(ちなみに6月の総雨量は、292mm(昨年は、67mm)7月は、223mm(昨年は、124mm)でした。)この暑さで、いくらかは成長し、今週になって、穂も出始めました。 収量は、あまり期待できないかもしれませんが、結実だけでもうまくいってほしいと思います。

 さて、今月の市場の報告です。 今月は1頭だけの出場です。 もう1頭いたのですが、こちらは後代検定牛だったので、直接ジェネティクス北海道の白老牧場へ旅立っていきました。
 夏の相場下がると言われていますが、下がってはいないようです。今回、出場の牛は、勝早桜5の去勢で(322kg、268日)ですが、今回11産目の牛の仔です。落札価格は、84.1万円と高齢牛の仔は、安く落札されるのですが、80万円オーバーで落札して頂きました。当農場、初めての高等登録の牛(福栄×北国7×8)で、高齢ですが、まだ現役です。今も諒太郎を受胎中です。
 当場には、3頭の高等登録牛がいますが、どの牛も6年前に7頭で始めた基礎牛です。今いる40頭の繁殖牛のほとんどがこの子孫になるのですが、特にこの3頭は、思い入れあって、なかなか廃用に出来ないのです。繁殖できる間は、このまま、残していようと思いつつ、落札価格が安くなれば、廃用も検討しなければなりません。 今回は、他の牛と変わらない落札価格だったので、良かったです。
 平成16年生まれ(名前は”みつき”と言います)、いつまでも、頑張ってくださいね!
(因みに、当農場最高齢家畜は、シェットランドポニーの昭和63年生まれ28歳です。 こちらも元気いっぱいです。)