和牛市場


 日も段々と短くなり、朝の作業開始も、夕方の作業終了も星空で始まる季節になりました。
 天候が荒れていた秋でしたが、ここになって日高では、きれいな秋晴れの日が日が続いています。(写真は、作業開始ごろの日高農場の朝焼けです。)
 先月は、和牛の始業に出場しなかったので、2か月ぶりの早来でした。 TPP締結後、初のセリでしたので、価格はどうなるか心配でしたが、やはり高値が続いております。
 今回、去勢、283日で久富福(新しい種牛ですね)を349kgで出しましたところ、69万6千円の高値が付きました。 今までで、最高の値段です! けれど、次に出しました光平照、去勢、311kg、280日は、55万円と振るいませんでした。 久富福は、茂花国×百合茂の母親につけていましたが、光平照は、勝忠鶴×藤北景というマイナーな系統だったのと、尾枕が付いていたのもダメだったのかもしれません。そのあとの光平照(隆乃国×安茂勝)は、316kg、275日で63万円でした。
 少し、どうかなと思う牛に対しては、安くなったように思います。 安福久の去勢も、60万を切っている牛もいましたし…ただ、良い牛は、やはり高値、安定の傾向のようです。安福久が2代祖の去勢は、やはり高値ですから。  安かった素牛の母牛は、受胎率が悪かった為、すでに廃用になっています。 系統が重視されるようになる前に、早めに更新していきたいと思います。(年間4〜5頭) 安福久が3頭、美国桜2頭(美国桜ってどう?)が今年の更新用育成牛です。