デントコーン

 
秋も深まってきますと作業の方もだんだんと冬に向かっての作業が多くなります。
 その中での最大の作業がデントコーンの収穫、調整になります。 日高農場のデントコーンの作付面積は、2.5haと昔に比べるとかなり少なくなっています。 育成牛や和牛は、草中心の供与体系で、搾乳頭数も10頭前後しかいないため、それほど多くを必要としていないせいもあります。 
 けれど、今も昔もブロック式タワーサイロでの調整なので、学生たちは、サイロの中に入ってサイレージを均し、踏み込む作業をする必要があります。 過去には、踏み込みすぎて、サイロを破裂させた強者の学生もいたそうですが(写真の左端のレンガのサイレージがオリジナルのサイロで、ブロックのサイロは、破裂したために、その後、作りなおしたもの、日高農場のサイロの周りを掘ると、昔、破裂したレンガを見つけることができます。)、今は均等に均して、空気溜まりが出来ないように踏んでもらっています。
 2日、3日遅れれば、爆弾低気圧で大変なことになっていたと思いますが、サイロ一本で大体1日で無事に詰め込みは終わりました。収量は、10aあたりで5900kgとここ最近では、例年並みと言ったところでしょうか。 
 しかし以前に比べると収量は、増えてきています。 特に今年は、春先、天候が悪かったのに、ここまで収量があったのには、やはりデントコーンの品種改良が進んだことがあるのでしょう。
 去年のサイレージがまだしばらくあるので、蓋を開けるのは、来年の2月か3月になると思います。
 この後、フリーストールの分娩房に移動式ヒーターを取り付ける作業が残っています。 なかなか凝っているので、いずれ、書きたいと思います。