共進会(今年は、出陳できませんでしたが。)と個人的な全日本エンデュランス耐久競技大会も終了し、後今年残す大きな行事(行事かいな・・・)のは、デントコーンのサイロ詰めだけとなりました。
 早速、その準備に入り、今年拡張した牛舎の影響で、ダンプトラックがサイロまでバックで入りにくくなったので、道を拡張しました。
 柏の木を倒し、いぼたを移植しました(冬前に移植して大丈夫か?)
 始めてチェーンソーで木を切り倒したのは、二十数年前の学園でのこと。農場内の柏林中に入って、木を倒し、肩に担いで、トラクターまで運び、皮を剥いて、牧柵していました。 
 そのときは、”これこそ北海道だぁ!!”感動していましたっけ。
その牧柵も、今はすべて電柵になり、柏の牧柵なんて、もうどこにも使わなくなってしまいましたけれど(5,6年で、腐ってしまうので手間ばっかり掛かってしまう。)
 きこりの仕事には、その後も縁があって、ノルウェーで実習している時は、フィヨルドの崖っぷちをトラクターで走っていって、山の中の間伐材を切り出していました。(崖から流れ落ちる雪解け水でフィヨルドがエメラルド色に変わり、それは美しいのだけれど、それに見とれていると崖っぷちのガードレールの無い道から落ちてしまう。いつも”落ちたら、死ぬな〜”とハンドルにしがみつくように運転していました。) 
 どこでどんな経験が役に立つか解からないものです。 学生たちもこんなこと必要ないなんて考えず、とにかく何にでも、興味、関心を持ち続けてほしいと思います。きっといつか役に立つ時があるはずですから。(若いうちから、視野を狭くしないで下さいね。)
 和牛の子牛の調子が芳しくないので、とうとう学生の管理から外してしまいました。 残念な結果です。
 管理すると言うことは、良く観察すると言うことです。 ただ餌をやればよいと言うものではありません。 特に健康状態の悪い動物には、それなりの注意も必要です。
 観察眼(力),農業をやるものには必要不可欠な要素です。