新型トラクター

 

写真は、新型のニューホーランドのトラクターです。
日高農場でデモ作業で貸していただきました。
 最大馬力150PSのトラクターは、当場初お目見えになります。
 本校の最大馬力は100PSなので、5割増しのパワーは、プラウ耕起には、最適でした。
 日高は火山灰土のイメージでしたが、更新採草地の一部が粘土質だったのは、意外でした。 確かにその場所の草の成長の度合いが毎年違いましたので、その原因がわかり納得した感じです。
 更新した採草地は、20年間も更新していませんでした。ここ最近の収量が、13町分もありながら、1番ロールが100個も作れない状況で、草の生育も悪く、草密度も低かったので、更新が急がれました。 一気に13町更新できたことは、うれしいことです。
 更新がけっして進んでいない訳ではなく、日高農場の、採草地、および放牧地の更新は、ここ数年で、かなりの面積をしております。3年前は、6町、昨年は8町の採草地を、放牧地も昨年、1昨年と1.5町ずつ更新しております。
 来年も更新を予定しています。
 新しい草地が多くなることは、嗜好性、栄養価の高い牧草を確保でき、おかげで牛の乾物摂取量の増加し、配合飼料も減らすことができます。 また、牛の健康状態も維持され、生産量の増加、事故の減少なども期待できます。
 実際、年寄や、能力高い牛がこの夏多く分娩しましたが、コーンサイレージや配合飼料は、少ししか食べなくても、ロールパック牧草だけは、食べ続けてくれました。 そのおかげで、胃は刺激され、反芻をするので、次第に他の飼料も食べ始めてくれます。
 どんなに管理が良くても、良い牧草には敵いません。
 デントコーンを増やすより、採草地を更新する方が、良いのかもしれませんが、でも、牧草って雨にあてないで、適期に収穫するのが難しいんですよね…