新型ロールベーラー

 デントコーンは、芽が出てきました。 日高農場は、札幌より1週間ほど早く、種まきをしていたので、少し早めです。 昨年は、札幌は、播種後、1か月ほど雨が降らず、蒔きなおしとなり、日高でも、農場は大丈夫でしたが、強風で生長点がやられ、蒔きなおしした農家もありました。道内は気温が低い日が続いていましたが、 この週末は28度まで上昇し一気に夏模様となりました。 遅れて蒔いた札幌のデントコーンも目を出し、結果的には、この暑さのおかげで後れを取り戻すことができかもしれません。

さて、デントコーンの種まきが終わったとおもいましたら、もう牧草シーズン到来です。早速この金曜日にペレ・オーチャードの刈り取りとなりました。 昨年より、数日早い作業となりましたが、気温が低くても、もうオーチャードは、穂が出てきてしまったので、刈り取るしかありません。 日差しにも恵まれて、購入した輸入牧草と変わらない素晴らしい出来になりました。

今年度、前回に続き耕作科が導入した機械として、ロールベーラーがあります。

 コロナの時期にベルギーから出航となり、乗組員にコロナが出たり、どこかの国の港がロックアウトしたりして、夏までに無事に日本に入港できるか心配しておりましたが、4月末に無事に到着して、この土曜日に納入されました。早速のこの収穫作業から使っていきます。

 

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トランスフォームしそうですが、ロールが出るところです。

 

 先代のロールベーラーも10年くらい使用してしましたが、日高農場の1日の作業面積が平均10haくらいとなり、さすがに機械の能力が足りなく感じることも多くなりました。 また、経年劣化からか大きな故障(部品の破損)も多くなり、牧草時期の故障は、収穫適期を逃す原因にもなりかねないので、今回の更新となりました。

 今までのベーラーがサイズ的にトラクターより小さめで、馬力にも余力があったので、これで漸くジャストフィットとなり、能力も向上して(作業スピードが倍近くになります。)、1日の収穫量も上がり、作業時間も短縮できると思います。 トラクターのニューホランドTSの作業機も、モアコン、8連テッター、ロールベーラー、パワーハローと充実してきました。より、現場に近い作業ができるように、作業機械も随時導入していきます。