看板完成

 
看板が新しくなりました。
 日高農場開設以来ずっと建っていました看板が、昨年の冬の大風で中破しまして、今年度になってから建て替えとなりました。(昔の看板との違いは、字体が少し変わっただけで、他は、なにも変わっておりません。気づかれない方もいるかもしれませんね・・・)
 ご存じにない方が、ほとんどだと思いますが、日高農場の前身は、塩谷牧場と言う牧場でして、その牧場が根室方面に移転する際に、本校が昭和40年に買い上げたのが、当農場の始まりです。
 
 煉瓦作りの古いおサイロには、うすく”塩”の文字が残っております。
 現在”本牛舎”と呼んでいるキング式牛舎は、塩谷牧場時代に建設されたもので、完成時は、アジアで最大の牛舎と呼ばれたらしいです。
 築50年以上は経過していると思われる、この”本牛舎”ですが、もちろん現在でも現役です。 ただし、内部は、かなり改造はされていまして、建設当時の痕跡は、外見だけという感じです。
 その改造の歴史は、畜産技術の進歩とも言うべきもので、バーンクリーナーの設置、バケットミルカーからパイプラインミルカーに(現在は自動離脱式)、スタンチョンから馬栓棒式の繋留方式を変更、コンパクト乾草からロールパック牧草への給餌に対応できるように変更、牛床マットの導入、窓の増設等など、乳牛の飼養技術の向上とともに牛舎の仕様も変更されていきました。
 もちろん、それだけでは、対応できなくなり20年前にフリーストール牛舎(50頭対応)を建設し、5年前にはバイオベッド式フリーバーン牛舎(40頭対応)を建設して、新しい管理方法の導入をして来ました。
 日高農場は、3種類の牛舎が見ることができる(勉強できる)牧場でもあるのです。