麦稈

 この季節になると、日高の道路を良く走っているのが、麦稈を積んでいるトラックです。(春先は、種付けに向かう馬運車ですね。季節で変わるものです。)
 当場でも、麦稈を購入しているのですが、 できるだけ、安く購入するために、この時期に大量に購入しています。(数にして100個以上)

 D型倉庫もあるのですが、こちらには基本おが屑を入れているため多くを入れることができません。
 よって、キング式牛舎の本牛舎の2階に搬入することになります。
 ロール1個、直径約150cm、重量約300kgが基準でしょうか。
 これを牛舎の中で”転がします”。
 日高農場の本牛舎は、かってアジアで最大と呼ばれたキング式牛舎です。 奥まで転がすと50m以上はあります。これを大型トラックだと一度に30個以上積んできますから、かなりの重労働になります。
 昨年までは、日高専攻の学生が多くいたり、耕作の学生が助けてくれたりしたのですが、今年は、委託のトラックで運んでもらった為、耕作の学生の助けも日高で実習があった時だけと期待できず、日高の学生も1,2年生の女子だけとかなり不安な状況で、最後は、授精師の講習会や、1年生も夏休みになったために、2年生の女子学生1名という厳しい状況で、搬入しなくてはならない状況になりました。
 とにかく、輸送の連絡が、前日の為、人員の確保が難しく、また、トレーラーなどは、30個以上も一度に積んでくるため、昨年よりはるかにハードな作業となりました。
 (しかも、1日で2台の日もありました。)最後には、夏休みで帰宅していた息子やその友人達にもにも手伝ってもらう始末・・・
 かってこの時期まで、コンパクト牧草収穫で、多くの学生が日高で作業していましたが、ロールパック牧草になり、機械化が進んだり、収穫期間が短縮したため、めっきり1年生の日高の作業も減りました。
 また、耕作の牧草の収穫の作業実習自体も30ヘクタールほどを2週間で終了させます。
 今は、実際の牧場に近づいた作業内容となり、2年生には、良い実習になっていると思います。