もう5月も下旬だと言うのに、寒い日が続きます。 家のストーブの火は、まだ消すことが出来ません。 
 けれど、デントコーンの種まきは、無事に終了しました。3年ほど前から、日高の種まきは、機械蒔きになりましたが、札幌では、いまだ手蒔きです。
 これは、八紘学園の伝統行事のひとつです。もうひとつは、コンパクトの牧草上げです。来月から始まりますが、これをフォークで上げてもらいます。
 農業は、基本体力勝負ですから!! 1年生のみんなにはガンバってもらいます。
 とは言っても、日高農場では、このふたつとも、もう見ることはありません。 昨年から、牧草は、すべてロールなってしまい、一年生が来ることも、昔に比べるとかなり少なくなってしまいました。 
 さて、月曜日は、鹿追町まで出かけておりました。2年に1回更新する必要のあるアウトドアガイドの為に上級救命講習を受講しに行っておりました。
 上級救命講習自体は、3年に1回の更新で良いのですが、アウトドアの為に2年ごとに受けなければなりません。 それでも、面倒くさいわけではなく、毎回、消防署の職員の方から生きた経験を聞かせていただけるので、毎回勉強になります。
 8時間の講習ですが、今回は、そのほとんどがダミー人形を使った実技です。
最後の実技試験で、人工呼吸、心臓マッサージが70パーセント以上の成績でないと合格できません。(ダミー人形に、計測器を取り付けて、測定します。)(もちろんペーパー試験もあります)今回の結果は、人工呼吸100点、心臓マッサージは75点でした。
 少し、優しく押しすぎたようです(本当のマッサージになったようですね)
 最後は、低体温症(トムラウシの登山事故での死因)の話。 それから、今回特に興味のあったアナフィラキシーショックについての話。
 アナフィラキシーショックは、蜂の場合、刺されてから20分くらいで呼吸が困難になるので早急に対処する必要があるとのこと。 事前にわかっている場合は、エピペンと呼ばれるエピネフリンが入った注射器つきの薬を病院で処方してもらうと良いとのこと。 救急車、病院では、アドレナリンがあるのでそれで対処することが多いそうです。(アナフィラキシーショックは、体中の血管が、開ききって血圧が低下してショックを起こすことで、アドレナリンなどで逆に血管を収縮させる)
ただこの薬、法律で本人が自分で注射しないといけないそうです。 価格もそれなりにするそうで、保存も難しいそうです。営林署は、皆さん自分で山に持っていくそうです。 ガイドでは、難しいですね。学校では、本人が持参させるしかないでしょうね。
 本人で注射できるようになったのも、平成15年からだそうです。 法律って、本当に面倒ですね。