余震

 余震は続いていますが、落ち着きは取り戻しつつあります。
札幌本校から、野菜などが運ばれ、また、アースジェネターの植田さんからも差し入れがあったりと大変助かっております。(賄いさんが家族を総動員して食材を確保してくれています。後は納豆が手に入らないくらいでしょうか。)
 震災ゴミが出せるようになったので、場内の屋根から落ちたレンガ、倒れた棚で壊れた部品類など、また台風で落ちた屋根の金具など処分できました。
後は、台風で倒れた柳の木があるくらいで、場内はほぼ、地震前の状態に戻りました。 また、天候不順で遅れていた2番草の収穫も始まり、今月末のデントコーンに向けて、作業も急ピッチで行っています。
 牛の餌関係も心配しておりましたが、地震直後に連絡できたからか(ガラゲーは通じやすい為)、順調に運ばれてきており、今のところ心配なさそうです。
 停電の為、乳房炎を発症した牛が多くいるそうです。 乳量の多い牛は、1日でも搾らないと張りで痛がり、最後は乳房炎を発症します。 この場合の症状は、熱発がひどい為すぐに搾り切って抗生物質を注入してやる必要があるのですが、今回は搾乳ができない為、症状は深刻です。(死んでいる牛もいるそうです。) うちの牛も1頭だけ乳房炎になりました。 漏乳がひどい牛で、乳房炎を発症しやすい牛なのですが、乳房炎が治った直後だった為か半日搾らないだけで発症しました。 バルククーラーが動かなかった為廃棄した生乳、乳房炎で1週間出荷できない生乳、素牛市場も中止になったので、畜産関係者の今月の収入は激減です。 電気が止まっても、生き物は餌を食べるので、コストも掛かります。 大きい農家ほど、被害も大きいので地震以外の地域でも、補助は必要だと思います。