地震、その後

 日高道が開通しました。 高速バス(ペガサス)も運行が再開され(ホームページは繋がりませんが)取りあえず、移動はできるようになりました。 物流も少しづつ回復しているようです。
 上水道は、富川西がまだ駄目ですが、緑町は、断水なく水が出るようになりました。 電気も、やはり日高町の一部がダメですが、牧場は問題なしです。 昨日まで、断水(昼3時ごろ〜夜10時まで)でしたが、風呂は、隣のヘリポート自衛隊さんが野営風呂を設営してくださり、入浴できました。
 牛乳、卵、豆腐、納豆、チーズ、冷凍食品などが手に入り難いようですが、肉、野菜、コメは手に入ります。 昨日は、苫小牧まで行きましたが(日高道は、かなり凸凹しています。 速度制限あり。)イーオンで豆腐が手に入り、今日は、富川のマックスバリューで卵を購入できました。 牛乳は、毎日搾っているので問題なし。 学生の食事は問題なく提供できています。
 牛に関しては、8月25日予定日の牛が、今朝4時に36キロの雄を無事に産みました。 なかなか、産みそうになかったので、注射で誘発しました。 (余震の為、牛が不安がって落ち着かない。)子牛の頭が横向きになっており、2次破水してから、なかなか肢が出てこなかった為、助産して産ませました。 今は、元気に親の乳を飲んでいます。 もう1頭3日予定の牛がいますが、これも生みそうにありません。 もう、しばらく様子を見ます。
 役場、農協と被害調査が入っています。 日高町の被害は少なかったですが、鵡川、厚真と大きな被害が出ています。 水、電気がないと牧場は動かないことが、今回、身に染みて分かりました。 苫東の火力があるから大丈夫、水は井戸があるから大丈夫など、安心していてはダメですね。(農協、地元の出入りの業者さん、札幌、十勝の友人には感謝です。) ただ、今回大変助かったことは、ここ十年の間に、公宅、寮をリフォームしたり(柱を金属金具で補強した)、フリーストール牛舎の柱の修理を行っていたという事。 被害を最小限にしたことは確かです。 早め、早めの対策は必要です。