先週1週間でいろいろありました。
とにかく、1頭も死なすことなく無事に助けることができました。 とりあえず、安心・・・・
 約2ヶ月前扉に足を挟んだ牛のことを覚えてますでしょうか?一時回復したのですが、やはり、壊死した部分が化膿し、
今回第二指骨から下を切断する手術を行いました。 通常廃用でしょうが、ほかは全く健康であり、また今回この状態でありながら、無事に出産したこともあり、生かす方向で手術しました。
 写真のように蹄骨を切断後、縫合。 暗渠用のパイプで副木を作りましたが、立ち上がった瞬間に折れてしまい傷口に負担がかかる状態に! 急遽、木で補強。
 このままでは牛に負担なので、更なる改良が必要です。 そこで、前回牛舎の改造でお願いした鉄工所に連絡して、鉄製ギブスを作ってもらいました。
(注文1時間で作ってくれました。馬のギブスは作ったことがあるそうです。 さすがは、日高)
 これは、まさにアイアンマンか鋼の錬金術師(作者の実家は、酪農家だそうです、家にその漫画があります)ですね。
 傷口が閉まるまでこの状態で(週に1回ほど外しますが)経過をみます。 とりあえず、化膿もせず、順調です。キトサンが含まれたネット包帯で傷口の皮膚の形成を促しました。後は、どのような義足をつけるかが、問題です。
 後の事件は、別の牛が産んだ仔牛が、口腔内裂傷で鼻からミルクが出て、誤嚥を起こしやすい状態に。現在は人工哺乳に切り替えました。それと育成の牛が、背をを坂の下(実際は、小さなくぼ地で寝ていた)向けたため、起きられず、お腹にガスがたまり、もう少し発見が遅れれば、死んでいるところでした。
 最近は、下痢や食滞がなく、順調だと思っているとこういう事が続きます。
 本当に牛飼いは先を予測することが難しい。