この2週間、分娩があったり、新しい和牛の素牛の独房の整備に忙しかったので、なかなかコンピューターに向かうことが出来ませんでした。 今回の分娩も、また難儀な分娩でして、(ここ最近多いですね・・・)仔牛がおなかを上にした体位であがって来た為に整体が必要となり、さらに低カルもまでも起こしまして、(軽くですが)陣痛も弱く、最終的には獣医さんの力を借りて、無事に生ませることとなりました。 体温が38.5度からなかなか上がらず、食滞も起し、少し心配もしましたが、現在は、食欲も大いにあがり、乳量も随分と上がりました。

 新しい素牛の独房は、日当たり好く、地面は火山灰で水はけも良く、快適な環境となりました。
 これで、8月まで順調に体重を増やしてもらいたいものです。
 学生の日高での生活も1ヶ月を越え、大分慣れてきたようです。 その反面、作業の事故(失敗??)も多くなってきました。
 軽トラックのエンジンのオイル口にガソリンを入れたり、ホイールローダーを柱にぶつけたり、馬を放馬したりとちょっと気をつければ、回避できるのに慣れてきたからか、それとも緊張が解けてしまうのか(私の休みの時にするため)、失敗するようです。 
 ”どうして、こうするのですか?" と言う学生からの質問は、内容がわからない場合の質問の時と、仕事が納得できない場合の質問の時があります。後者の質問の場合、納得させないと事故、故障の原因になることがあります。
 事故防止のため、機械故障防止のためというものは、頭で理解できても、納得することは難しいものです。(中には、効率の悪いやり方もありますから) ちょっと位なら、この程度ならとついついしてしまうもの。ましてや、経験がない学生は、ついついその衝動に駆られてしまいます。 私達がする注意は注意というよりも、ほとんど警告です。20年以上やってきて、いっぱい失敗してきているから、同じ過ちをしないように警告しているのです、しかし、なかなか人間は、他人の経験から学び取ることが、難しいようです。 ”失敗は成功の母””トライアル アンド エラー"です。 けれど、怪我をしたり、機械を壊すのだけは、しないでね・・・・