日高農場は、全面積120ヘクタールほどありますが、その半分は、森林になります。 森にアクセスする道は、農場内しかありませんから、実質、何十年も手付かずのままです。 ですので、森の中には、多くの動植物がいるわけでして、森に中には、鹿や狐は、もちろん、エゾタヌキ、ハヤブサ、エゾフクロウなどめずらしいものも、たまに見ることがあります。 そして、見た人がいないのですが、ヒグマいるといわれているといううわさもあります。 何回か未確認の目撃情報などなるのですが、私自身は、足跡も見たこともありません。 
 今回、耕作の職員が、大きなウンチを森の側で見つけたということで、確認に行ってきました。
 これがそのウンチ・・・
大きさは、ホットドッグを多少縮めたぐらいでしょうか。大きいですが・・・熊ではなさそう。
割ってみると
中は、草の繊維だけ、これは鹿の糞ですね。もし熊なら、この時期、どんぐりなど木の実のかけらが入っているはずですから。(去年見た、熊の便は、デントコーンの実がいっぱい入っていた)
近くには、こんな大きな鹿の足跡が

これが標準(牝かな??)
 ここ最近、夜になると牡鹿の鳴き声がよくします。 きっとこのウンチの主は、その牡鹿なのでしょう。
 今回もやっぱり熊ではありませんでした。 60ヘクタールでは、熊には狭すぎるのかもしれません。
 この休みに十勝から、こんな生物を森に入植させました。

 ニホンザリガニです。 絶滅危惧種です、十勝でも開発が進んでおり、段々数が減ってきています。 環境の変化に弱いザリガニで、飼育条件も、きれいな水、かえでなどの落ち葉が多い、水温が15度以下と厳しいですが、この森(湧き水も、かえでもあるし、他のザリガニもいない)は、その環境に適合しそうです。 何よりも、この森には変化が無いので、安心して繁殖してほしいものです。