今週も、十勝にお出かけです。 しかし、今回は、牛ではなくて、馬の競技会で鹿追町へ行くことになりました。 毎年秋に行われるエンデュランス全日本選手権に参加するためです。(といっても騎乗者ではありませんが)
 以前にも書いたことがあるので、細かなことは省きますが、今回もクルーとしての参加です。
 今年は、120KMの距離を1日で走るので、スタートがなんと夜中の2時・・草木も眠る丑三つ時にスタートです。 けれど、本当に怖いのは、お化けではなくて、熊さんです。 大会の前に一頭駆除したのだけれど、すぐそのテリトリーに熊が戻ってきてしまい(元のより大きなやつが!!)結構やばいらしい・・・実際、クルーポイントの側で雄鹿が殺されてぶら下がっていたのだそうだ・・・兎に角、用事が無い時は、車の中に退避しておくことにして、スタートしたら、すぐにクルーポイントへ。
 スタート時の気温が6度ほど、これは、寒くなるぞ思っていたら、明け方には2度まで下がり、霜まで下りて、全くとんでもない日に大会があったもんだと文句を言っているうちに1レグ目、我がチームの馬がゴール。この2レグ出発まで、6頭もの馬が棄権、失権でコースからいなくなった。 そのおかげでチームの馬が2番手で出発した、80kmの競技のスタートとほぼ同時だったので、馬群に巻き込まれないかと心配したけれど。ライダーはうまく交して、2レグゴール時には、先頭の馬とほぼ同時にゴール。 すぐに心拍は下がったので、獣医検査に行ったなら、破歩で失権になってしまいました。
 う〜ん、寒さと地面の堅さと走行スピードが早かったのが問題だったのかな??
1レグの先頭グループの馬達はほとんどダメでしたからね。夜だし、足場もはっきり見えません、どうしても足に負担がかかりやすいですから。 
 とは言え、競技に勝つためには、ある程度のスピードが必要なわけですし、今回のように先頭グループの馬が全滅するような事態を想像することの方が難しいかもしれませんね。
 少しの破歩なら、30分で戻せることも事もあります。 それをダメとされてしまうとクルーは、ただ心拍を下げることにだけに熱中してしまいます。 でも、本当は、どうやって疲れた筋肉を元に戻すかがクルーの知識として大事なのですけどね。 世界選手権のようなスピードレースなればなるほど足、筋肉へのダメージは大きくなるのに・・・
 因みに、今回120kmの参加頭数20頭中完走したのは9頭のみでした。