増えています!! 20頭以上に増えています。先月駆除されたはずなのに・・・
この採草地の上は、デントコーンが先週播種されたばかり、新芽が心配です。 それに、この鹿達、最近ずっとこの採草地に居座っているのです。 どうしましょう・・
 春になるといろいろな動物が現れてきます。農場から数キロメートル先のケンタッキーファーム(昨年、閉園になりました)には、熊が現れたそうです。そういえば、当農場の分場にも熊が出ると言ううわさがあります。 まだ私は逢ったことはありませんが。
 渡り鳥も次々やってきます。 少し前、白鳥や雁が飛び去っていきましたが、先週くらいから、ホトトギス。昨日から、カッコウの歌声が聞こえてくるようになりました。 それに、燕も牛舎の中に飛び込んできました。 カッコウ、燕が来ると日高の気温も上昇傾向に拍車がかかります。
 先月から、乳房炎にやられています。 しかも3頭。 1年半ほど発生しなかったのに、ここにきて連続です。 うち2頭の原因は、SA”黄色ブドウ球菌”です。 この菌は、伝染性乳房炎の原因菌なのですが、治癒率が低く、しかも再発しやすいのです。 前回の乳期の体細胞数が低かったこともあり、油断していた事もあったのですが、春先から、バルクタンクの体細胞数が一桁から、二桁になり、何かおかしいな思ったのですが、臨床的には何もなかったので、発病牛が特定できなかったのです。
 (前絞りやミルクフィルターにブツがあれば、発見もしやすかったと思うのですが) けれど、乳検の結果で体細胞数の高い牛が特定でき治療となりました。
 バルク乳の体細胞数は、搾っているすべての牛の合乳の平均。 一頭の体細胞数も4つの分房(乳頭)の合乳の平均なので、臨床的に症状が出ないほどのものだと、結果として薄められ、判断が難しくなってしまうことがあるのです。
(出荷制限は、30万以下だから、四分房で合計が120万以上にならないと出荷制限にならないのです)三分房が一桁だと、一分房が100万近くても数字的には、問題無しなのです。 100万だとCMA検査で調べるととろみがでて簡単に分かるんですけどね。(乳検って、大切です!!)
 だから、ほんとSAってやっかいなのです。 感染するし、治癒しにくいし、発見しにくいし、でも今回治療した牛達の現在の体細胞数は、すべて一桁(数万台)になりました。 このまま、続いてくれよ。