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電信柱に、さびしく立っている鳥は、私に愛の巣を壊されたカラス(ミヤマカラス?)です。
この時期、カラスは、交配の季節なので、高い木に巣を作り始めます。 街では、電信柱のコンデンサの横に巣を作ったりして、停電の原因を作ったりしています。
もちろん、牧場内でも、こいつらは厄介者でして、牛の餌を横取りする、水槽の中にウンチを落とすなどは、オールシーズンですが(これらの行動は、子牛などの病気(下痢など)の原因にになったりします)この時期は、さらに悪戯が増します。
牛舎に人の気配がなくなると中に入ってきては、牛の尻尾の毛は毟る、羊の背中の毛を毟るなど、巣作りの材料を牛舎の中から捜しまくります。
とにかく、牛や羊の毛を毟るものだから、入り口に近い牛の尻尾はどんどん短くなっていくし、羊は、毛が垂れて来て乞食みたいなみっともない格好になってくる。 頭にくるのだが、人のいる時間には、用心して来ないから、どうしようもない!!
どこかに、巣を作っているはずだから、それを見つければよいのだけれど、場内は広い・・・
けれど、妻が生ごみを捨てに行ったときに、後ろからカラスが頭越しに飛んできたと夕食の時に報告してくれた。 カラスが、何もしていないのに、後ろから攻撃してきたとすれば、それは近くに巣があるということに違いない。
と早速探索。 ありました!!栗の林の側の木の上に巣が!!
同僚とふたりで棒で突付いて、除去してやりました。 その後の写真がこれです。 ちょっと可愛そうですが、カラスが増えても困りますしね。
カラスに対して色々な対策を考えましたが、これといったものはありません。
ただ、停まらせたくない場所には、釣り糸を張ると効果的です。 寄せ付けたくない場合は、忌避剤やカラスの鳴き声なんてありますが、牧場にはちょっと問題ありで使っておりません。
何か、良い方法は、ないですかね・・・・