イスラエルセミナーに行ってきました。 私が始めて、イスラエルに行ったのは、20年前、その後13年前にもう一回行っていましたので、どれくらい変化したのか、ちょっと楽しみでした。
 私がいた最後のキブツエンドアは、イスラエルでも1,2を争うお金持ちキブツだったので、酪農部門の機械も当時の最新式、パーラーで入力される事柄は、乳量のほか、電気伝導率(乳房炎がわかる)、万歩計(牛の歩数)がわかるものでした。 現在のものは、さらにアップデートされ、乳成分、体重(当時もオプションではあったけど)なども測れるようでした。
 乳量自体は、当時とそれほど変化していなかったのですが、管理の方法が新しいものになっていました。
 フリーバーンが改良され、地面がコンクリートから土に、敷料は、無くなりカルチベーターで起すコンポストバーンに方法に変化していました。
 これは、今後使える方法だと思うのです。 北海道は、寒冷地なので、どうしても、基礎の工賃が高くなります。コンポストバーンは、土なのでコストが低くなり、有効だと思うのです。とりあえず、うちではもし新しく肉牛牛舎を作るときには頭の中に入れておきたい方法です。
 非常に残念なことは、ほとんどの人がイスラエルのことを知らないでセミナーを受けていたこと。 イスラエルには、基本的にはキブツとモシャブのふたつの農業形態しかない特殊な環境だということ。ひとつの会社で多く牧場を運営しているようなものなのだから、牧場間の競争などありえない(もっとも基本的にはキブツ社会主義形態なのだから、競争意識は低いこともある)だから、牧場間に秘密なんかありえないのだけれども、日本人にはわからない・・・
 みんな同じ会社なのだから、すべてが統一価格なので競争がない。
牛の値段は、いっしょのはず・・・海外に売るなら話は別だけど。
 日本とイスラエルは、牧場のサイズも方法もかなり違うと思うのだけれど、どうなのでしょうか?? イスラエルの給与方法で、餌を与えるとミルクは出ます!! うちでも平均で12000kgは越えましたから、けど、脂肪が低い。 10年たってもまだ、3.65%は低い。だから、私は、方法を変えましたからね。牛の基本は、やっぱり、草です。 イスラエルでは、高価でも、北海道は、努力すれば、よいものが獲れる環境があります。イスラエルの3回搾乳で平均が11500kgで乳脂肪3.65%、うちの2回搾乳で平均が10996kg、乳脂肪4.2%です。
 でも、イスラエルで習って一番のこと、牛のルーメンについて、それと牛のマネージメントについて、これは、今回のセミナーでもそうでしたが、非常に科学的なので理解しやすいです。 
 いるのかな、日本人でイスラエルで実習した人・・・・