hakkou-hidaka2007-12-12

 牛舎に新たな電気機器が付きました。 分娩監視用カメラです!!
今まで、使っていたカメラが電波法に違反するようになってしまったので新たに更新する必要になったのです。
 牛舎から寮まで200mほどの距離、更に公宅までプラス20mの距離をどうやって分娩を知らせるか・・・・
 札幌牛舎のように、陰部にセンサーを入れ、それが押し出されると(つまり陣痛が始まるということ)携帯電話に通じるという方法がひとつ。
 でも、やっぱり画像を見ないと安心できないというか、陣痛が来るまで見ないのも心配。 で、LANで飛ばす方法を考えた。 でも電波が弱く、天候に左右されやすい。 雨だったり、雪だったり人間が一番動きたくない時に、画像が悪いのは問題。
 牛舎にISDNなどのインターネットで繋ぐ方法も考えましたが、牛舎の電話は、電波で飛ばす特殊なものなので出来ず。(つまり、子機なのです)
 で最後に残ったのが、有線ケーブルでつなぐ方法。 画像もきれい、電波法も大丈夫と完璧だけど、これコストが高いのが問題。今年は無理とあきらめていたのです。
 どないしょ・・・・(分娩のたびに、夜中に起きて見に行くことになった)と悩んでいたので、馬のクラブの友人Kさんに相談したのです。実はこのKさんこの道のプロ!!、相談したところ、”格安でやってやる”と工事を請け負ってくれたのです。 何たる優しいお言葉でしょう!!(これで、冬の寒い夜中、何回も牛舎行かなくてすむ) その工事が、昨日終わりました。 カメラはデジタル仕様で、画像も音声もバッチリ。部屋のテレビではっきり見ることが可能です。 ついでにW場長の家には、インターネットで見れるように設定!! 旨くすれば、分娩の実況中継も可能な対応になりました。(ちょっとオーバークオリティかもしれませんけど)
 種付時期を向えた牛のすべてが妊娠しました。なかなか受胎しなかったサマンサ、ジュリアン2頭のホルも妊娠しました。 そして、なかなか受胎しなかった理由も・・・受精卵移植に使っていた卵が、実は全部ダメだったのです。(死んだ卵だったのです) だから、なんかい移植しても付かなかったのです。10個以上の受精卵がダメになってしまいました。 残念です。