1週間前に大怪我をしたバンナさん、ほぼ完治しました。 肢は飛節のところに腫れは残っていますが、歩くのには、支障なさそうです。 起き上がる時に、痛がるそぶりを見せますが(立つときに傷口が当たるため)、それでも、餌を給与する時は、自分から立ち上がるようになったので、もう大丈夫でしょう。 抗生物質が切れたら、また出荷できます。
 先週、体格審査がありまして、2頭受けました。 初産のミックスが83点、4産目のサンタローザが88点となりました。 ともによい成績だったと思います。 ミックスのおばあさん(これもミックスでしたが)最後は89点まで行きましたが、孫のミックスもこの調子だとよいところまでいけそうです。 サンタローザは、これといった特徴のない牛なのですが、乳房よいので、この点数をもらえました。 肢が悪いのでこれ以上点数はもらえないでしょう・・・でも、よくがんばりました。 妊娠も確定でしたので、子供に期待しましょう。それと、あの卵管閉鎖のサマンサもやっと妊娠しました。ほぼ一年掛かりました。とほほ・・・・でも日乳量は、まだ30kgほどですので、まだまだ搾りますよ! 明日、リピートブリーダー(何回受精しても受胎し無いものを言う)ジュリアンは明日妊娠鑑定の予定、付いていると良いのですが。 83点(初産の牛は、大体81,2点が多い)と良い点数をもらったミックスが今日発情だったのですが、これ残念なことに受精卵移植に使うことになりました。
 83点ももらっていれば、普通は人工授精なんですけど、実は受精卵が現在在庫で30個以上あるのです。(乳牛、和牛両方で)
 早いうちに、使い切らなければならないのですが、(いつまででも、持っていては、受精卵の意味がない)如何せん、日高の頭数が少ない為、良い牛でも、受精卵を移植せざるを得ないのです。
 すでに、未経産2頭に移植しているので、数的にもう無理・・・(年間淘汰数があまり多くないので、(日高は今年0頭)移植を多くしてしまうと改良のスピードが遅くなってしまうのです。(改良を進めるために受精卵移植をするのだけれど、淘汰数が少なく、更新率が低いと新しい牛を導入しないで受精卵ばかりしてしまうと逆に遺伝改良のスピードが落ちることになる。) 
 受精卵の受胎率は、未経産、初産のものほど、高いので使わざるを得ないのです。 今回の受精卵は、全道の共進会で成績優秀なものと乳量が1万8千kg以上いうスーパーカウのものと後但馬系の和牛ですので、是非ともほしい牛ですが、毎年5頭付けても6年・・・受胎率50%としても3年・・・一番改良されているという若牛に付け続ける事は、ちょっと問題かもしれませんね。(何頭か雌が生まれたら、受精卵を売ればいいんだ)