クリスマスの話題が多くなる季節ですが、今年は、ケーキが大変出そうです。 ケーキ用のバターが品不足で、マーガリンが代用で使われるかもしれないそうです。 だいたい、去年は、量が多いからと乳を廃棄して、牛まで廃用したのに、この状態!!牛が乳を出せるようになるまで、最低でも2年近く掛かるのだから、今すぐ増産できるわけでもない。 それに、本州では、飼料の高騰で、牛を導入することが厳しくなっています。
 本州の農家さんは、ホルスタインに和牛を付けて、F1にして肉用で出荷してしまうことも多いので、牛はなかなか増えません。
 道内には、新しくチーズ工場が出来たので、そちらに需要が入っているのかもしれませんね。
 でも、加工乳は、価格が安いので(大体69円くらいですか)、今の飼料の値段からすると、農家には、不満です。(内地の農家で購入飼料が、多いところでは、大変です。) 飲用乳ならもっと高いですが、このところ需要が伸びていません。 チーズ、バターは、いくら需要が伸びても、加工用では、農家の見入りは少ないのです。でも、チーズ工場では、もっと値段を下げたいのが、本音・・・
 消費者も安心、安全は、ある程度お金で買うものだと認識していただかないと値下げの圧力は、安心、安全を脅かすことになりかねません。
(最近の偽装は、私利私欲からですが)
 何年か前に、北海道で口蹄疫という病気が、発生した時も、その原因は、中国から輸入した敷き藁からという話がでました。(このウィリスは、地中にいますので、藁に付いた土にいたのかもしれません。今は、しっかり消毒して、輸入しているそうです)コストを下げるには、安い物を探すのが一番簡単な方法です。(偽装の手段は、これですね)それは、国内で探すよりは、海外から探すほうが安いことが多いからです。 
 抗生物質、化学肥料などの薬品、細菌、ウィルスなどがはっきりしているものでなければ購入しては、いけないのです。 でも、一般農家が、それを検査するなんて不可能、 すべての輸入ものを検査することも、現実として無理。 だから、高くても、安全、安心のためならしょうがないと消費者が思ってくれるようにならないと安心、安全な生産物を出荷するのは、なかなか難しいかもしれません(でも、過剰すぎるのも、どうかなとは思いますけど)。