配合飼料がとても高いので、畜産家は、本当大変です。 これで、ミルクの値段が上がらなければ、ホント、死活問題でしょうね。(消費者は、値段が上がると買わなくなる、そうすると余ってしまうから、昨年のような生産調整することになってしまう可能性がでてくる。 今、ほとんどのモノが値上げしているので、今が上げ時かもしれません・・・)
 今のところ、牛用ではないのですが、エコフィードといって、コンビニなどから出た賞味期限の切れた食材を乾燥、熱処理した製品があります。
 エコといっても、本当はエコで無いような気もしない事はない餌なのですが、(年間1140万トンの残飯のうち、80万トンをとりあえず飼料用使っていこう計画。確かに今まで捨てていたのを餌にするのですからエコなのかもしれませんが、1140万トンという数字をもっと少なくするほうがもっとエコだと思いませんか?)
 これを、低蛋白、低脂肪の餌と高蛋白の餌にわけて作るようです。 豚の成績ですと、肉に霜が入ってとてもよいといってましたが、畜産家の評価は、分かれているようです。
 つまり食の安全という点。 期限切れの食品を家畜に与えることによって、消費者に不安を与えないかという点がテレビに出ていた畜産家が言っていました。 確か、今のタイミングでは、問題ですね。(いったいどれだけ偽証されていたのか・・・)
 でもそれより問題に感じたのが、新聞で添加物の記事があったのですが、複合摂取ついてのちょっと気になりました。
 数種類の合成着色料と保存料の安息香酸ナトリウムが入った飲み物を飲ませると飲まない子供より多動の傾向が出たということ。
 添加物の記事で批判的なものの中には、とても人間が摂取できない量で批判するものが多いのですが(実験動物にとんでもない量を与えることが多い)、これも実際には起こりうる可能性が低い理論にとどまるとしています。
 でもこのエコフィードのように様々な添加物が入った食品を(熱処理したとしても)濃縮加工したものの場合、添加物の相互作用、複合摂取が問題になるような気がします。はっきりわからないモノが家畜の中に入ることは、遺伝子組み換えよりも危険な要素が高いと思います。
 エコフィードといっても、元は加工品、いろいろなものが入っていますから、もし問題になったとき原因を見つけることが難しくなります。
 BSEの日本での原因だって、いまだはっきり分かっていないのですから。
 あ、今日で学生の実習が終了しました。 学生の日記は今日までですが、私のは出来るだけ続けたいと思います。(最近書くのが遅れがちですが)