学生の実習期間も終わりに近づくと、寒さを感じるようになります。 今日の朝、馬の水のバケツに氷が張っていたそうです。
 本農場には、ポニーのほかに一頭だけ馬がいます。 サラブレットではなく、西部劇に良く出てくるクォーターホースで名前はロージー
 もう学生も最後だから、馬に一人で乗せてあげたいと思うのですが、ちょっと迷っています。
 基本的に私が調教するのですが、ボイストレーニング使うので、声で、操作できます。丸馬場内の、並足、速足、駈足のスピードアップと逆の駈足から速足、並足のスピードダウン、並足から駈足(最近は、停止から駈足)、方向転換は、声で可能です。 外乗でも、スピード調整は可能、曲がることも大きくならば可能なくらいまでできます。 こういうふうに声で人間の言うことを効けると、”役馬”といって映画で使われたり、子供の乗馬や障害者の乗馬に使うことが出来るようになります。
 じゃ、そんなことが出来るのなら、学生にも乗せてやればいいじゃないかと思うでしょうが、そこがこの馬さんには、前科があるのです。
 去年、今年と学生をふたり病院送りにしているのです。去年は、引き馬の時、身震いをしたら、学生が悲鳴をあげ、落馬・・・(馬は、身震いしただけ)今年は、学生が引っ張っているときに足を踏んでしまった・・・・ともに女学生(動物にやさしいタイプ)。
男子学生の一人には、引き馬されることを拒否するのです。(この学生は、子牛に襲われた経験をもつ) 私には、しないのですが・・・
 そう、この馬は、人を見るのです!! 
頭が良いので、憶えも早いのですが、この欠点が(欠点か??)あるために、人を見定めるので信用が出来ないのです。(私の妻が、馬になめられるタイプなので、馬がそういう人にどうするかはよく知っています。 結構、厳しいことを人にするんですよ) もちろん今は、私がする限り、引き馬は、問題ありませんし、引っかかることもなくなりました。が、学生にどうかはわからないのです。(これが、妻曰く、大問題なのだそうです) 
 とにかく、一度は、学生を丸馬場で乗せてみようかなと思っております。 でも、馬をちゃんと引ける学生限定で、ヘルメット、乗馬ベスト着用で、安全第一で。 でも、やっぱり止めとこうかな。