暑いです。 気温は、日中25度もないのですが、暑く感じてしまうのは、ここ日高に長く住みすぎたせいかもしれません。
鶏が、この猛暑で1万羽死んだそうです。道内の牛もこの気温で100頭ほど死んでしまったそうです。 人間が50人も死ぬ猛暑なのですから、もともと、夏に弱い牛には、とても耐えられないと思います。 まだ、しばらくは暑い日が続くそうです。 9月上旬に分娩する牛がいるのですが、ちょっと心配です。(今は、十分餌も食べていますが、次で5産目、ミルクもいっぱいでる牛なので、この暑さのストレスをどれだけ耐えられるでしょうか・・・)
 昨日、削蹄でした。 当農場では、年2回行っています。 江別から削蹄に来てもらっているのですが、最近は、枠場に入れて削蹄する削蹄師が多くなってきている中、この削蹄師さんは、牛を人間で抑えながら削蹄する方法を取っています。 これ方法だと、牛に優しいですし、ストレスも小さくできます。 海外で削蹄を見たときは、牛を枠場に入れるところまでは、日本と同じだったのですが、その枠場が油圧で横向になって(つまり牛も真横になるってことです)前後ろの蹄を一度に削蹄していました。 時間は短く、効率は良さそうでしたが、案の定、次の日流産している牛もいました。金属の枠に挟まれ、真横になるのですから負担はかなりのものになるはずです。 削蹄師さんの方法ですと、立ったままの状態で、人間の力だけで抑えるのですから、負担も軽く牛へのストレスも小さいので安心して削蹄をたのめます。(その分、お弟子さんたちは、牛を抑えるの大変だと思います。)
 ただ、抑えるのにコツがいるのです。 同じことを学生がしても、牛が暴れてしまうんですね。 こう押さえるポイントがあるのですが、それが微妙にずれていたり、牛の動き、削蹄師の刃の動きに遅れたりすると、もう暴れてしまう。 感覚さえつかめれば、うまく抑えることができるようになるんですけどね。 注射を打ったり、薬を飲ませたり、毛を刈ったり、いずれも牛を抑える必要がでてくるときがあります。 学生たちにもこれから牛の抑え方をもっと教えなくては!!