今日、最後の一年生の班が、札幌に帰りました。 今年始めての試みだった日高配当でしたが、終わってみて一年生の感想は、どうなのでしょうか? 馬を間近見ることができた、牧場の雰囲気が感じられた、などなどいろいろあると思いますが、ここでの経験が、来年の専攻の選択肢のひとつの要素になってくれればと思います。 さぁ、来年、日高には何人の学生が専攻するのでしょうか? 
 懸案事項だった、牛の調教機のラウンダーが、ほぼ修理完了しました。後は、短くなったチェーンの部品を注文して取り付ければ完成です。
 これも、耕作の協力があればこそ、感謝、感謝です。
 ニュースを見ていますと北海道の牛乳が、飲用として本州へ出荷されることになったそうです。 北海道の農家すれば、これはうれしいこと、本州の農家にすれば、新たな競争相手の出現に脅威を感じるでしょう。
 北海道は、オーストラリアとのFTAが締結されれば、オーストラリアは、乳製品において非常な脅威となるとしてきました。 そこで今の加工用乳価をより引き下げる必要があるとしていました。 本州に飲用乳を出荷できるようになれば、大きな消費地域に出荷できるわけですし、飲用乳は、輸入することはないですから、海外の脅威は低くなります。 けれど、本州の農家は、大変でしょう。 狭い農地では、取れる牧草の収量もしれています。濃厚飼料の価格もずっと上がっています。 ここで、北海道から安い牛乳が来れば、どうなるか・・・
 北海道でコストを下げる方法を学生に教えることは、可能です。それは、大きな農地を持っているからで、草地を有効利用すればよいわけです。(牛はもともと、草を食べる動物なのだから。)
 でも、本州は、考えなければならない事が多すぎて、(草地が狭い、購入飼料が多いなど・・・)なかなか大変です。 
 本州から来ている学生が何人かいますが、これから大変な時代になると話しています。