今日、和牛が無事に分娩しておりました。 昨日の夜回り(夜9時に搾乳牛の餌をやるのと他の牛や馬の状態を見に行くのです。 これで一日5回の濃厚飼料を給与ができるので、日量50kgのミルクを出す牛の濃厚飼料給与による第一胃の負担が軽減されます。)の際、尻尾を上げ気味だったのですが、この牛えらく太っているので産道が解かりづらい事もあり確証が得られず、11時の段階でもはっきりとしなかったので朝まで待つことにしたのです。 今回の子牛は、小さい系統なので無事に生みましたが、9月分娩予定の牛は、前回難産で死産になってしまったので、もう少し細かく見る必要が出てくるでしょう。’(基礎体温を測って、分娩を予測する方法もあります。) 現在知り合いに分娩房のカメラの見積もりをお願いしておりますが(来年購入できればいいなぁ〜)結構これが高いので、しばらくは、歩いて牛舎まで見に行くしかありません。
 きのう、前回生まれた和牛の子牛を、母親から離しました。 普通は、離乳するまで母親に授乳させるのですが、雌で繁殖に残すので、人間になつかせる必要があり今回は哺乳することになったのです。 、人に全然馴れていない子牛は、口を硬く閉ざしてミルクを飲むことを拒否します。だから、強制投与器でミルクを飲ませ味を教えて、理解させてから、哺乳瓶で飲ませます。
 最近は、和牛用の細い柔らかな乳首もあるので飲ませるのが楽になりましたが、前はホル用の乳首は太すぎて、人間用は、乳首が短すぎて飲ませるのに苦労しました。 
 今回の子牛は、大変器量よしで、すぐに人に馴れました。(普通、母親を恋しがって泣くのですが、今回は無し・・・) 下痢などしないで、元気に大きくなって欲しいものです。