hakkou-hidaka2007-05-24

 八紘学園の畜産の実習には、3つの伝統がありました。 春のデントコーンの種まき、夏の牧草上げ、秋のデントコーンのサイロ積めの3つです。
 なぜ、伝統かと言いますと、これすべて手作業でやるのです。一部の作業は機械化しましたが、札幌のデントコーンの種まきは、今でも手で蒔いております。 日高では、2、3年前から機械で蒔いております。乾草も半分はロールベーラーで調整しておりますが、残り半分は、今でもコンパクトベーラーで調整し、一年生がフォークでトラックに積んでおります。 デントコーンのサイロ積めでは、サイロのサイレージを人間の足で踏み込んでいます。
 前近代的ですが、農業は体力が必要なので、体力をつけるためもあり、伝統として今も残っております。(毎朝、一年生は腕立て伏せもやっております!!)また農作業は、単調な作業の連続です。それを実感してもらうことも都会から来た学生には、必要だと思います。
 6月9日の共進会に出す牛が決定し今日から、出場する学生全員と練習しました。 若い1頭が未調教なのでこれを中心に練習しました。 最初、首を縮めて歩いていた牛が1時間ほどの練習で、かなり上手に歩いてくれるようになりました。 最初は怒って、褒めて、褒めて、褒めて、怒っての連続でしたが、最後は、褒めて、褒めて、褒めてで終われました。 牛は耳を前に向けて、こちらからの合図に神経を集中するほどになり、牛と良い関係が築けたかなと思います。
 先月末に、分娩したサンタローザがちょっとケトン気味なので、ちょっと心配・・・・今から夜回りで見に行ってきます。