日高農場では、私がゴールデンゲートブリッジと呼んでいる作業があります。 これは、ゴールデンゲートブリッジのサビ止め塗装の作業が完成してから終わることなく続いているいう話から呼んでいます(端から端まで塗り終わるとまた最初のところが錆び始めるかららしい。本当かどうかは知らないけれど・・・)
 それが何の作業かといいますと牧場の内の草刈と牛舎内の蜘蛛の巣取り。日高農場は、面積120ヘクタールと広大で農場内には、池や森まであります。(今は山菜、秋にはベリーも取れます。)だから牛舎の周りの芝生もかなりの面積になります。 それを秋まで刈り続けなくてはなりません。 
 牛舎もあの木の城たいせつの会長が若い頃建て、その頃では、アジアで一番長い牛舎だったいう大きなキング式牛舎です。その牛舎の中に蜘蛛は、毎日巣を張るので、これまた大変な作業です。
 学生達の見本になるため、外からのお客様のため、牛乳を飲んでくれる人のためできるだけ、環境を綺麗にしようと日々学生共々努力しております。 もちろん牛も毎日尻尾を洗い、ブラッシングをして綺麗に、そして、牛達が過ごしやすいようにパドックも整備しております。 そこに何の勉強があると言われると・・・けれど食べ物を作っている自覚はやはり必要です。 常に消費者の目があると学生には、入って聞かせております。彼らは、これから私達の食べ物を作る未来の農業従事者なのですから。