hakkou-hidaka2007-05-14

今年、日高を専攻している学生の殆どが農家の跡取りなのですが、2名ほど一般家庭(こんな呼び方するのか分かりませんが・・・)出身です。
 二人とも今まで動物をあまり飼ったことがないらしく、毎日大変な思いをしながらがんばっております。 何が一番大変かというと、牛や緬羊が言うことを聞いてくれないのです。 子牛房を掃除していると、この学生にだけ、乗っかろうしてくる。(対処の仕方は、教えているのですが、 子牛は、怒ったときだけやめて、また襲ってくる。)緬羊はいつまででも放牧地を走り回って、帰ってこない。 問題は、この動物達は、職員の前だと、ちゃんとするということ。(ズル賢いやつらです。) この二人が、ひとりで仕事をする時に限って、やんちゃするのです。 動物を飼うのに、大切なのは、メリハリのある態度です。 叱る時は、しっかりと叱り、ほめる時も、しっかりとほめる。甘やかすだけだとやっぱりダメです。怒るだけなのは、もっとダメ!!
 学生にも、叱る時は叱ってよいといってます。けれど、一度叱れば、その3倍褒めてやれとも言っています。(じっとしているだけ、甘えてくる、そんな小さなことでも、良い事は、褒めて、愛撫してやる。)
 どうも、この二人、褒める、叱るのバランスが悪いみたいで、動物達が彼らを理解できないようなのです。 まだ、始まって半月です。つたないこの学生達も半年もすれば、ここの動物達を理解させれるようになると思います。 なんたって朝の5時から夕方の5時半まで動物達と一緒にいるのですから。  八紘学園と言えば、共進会です。 札幌牛舎は19日からシーズン突入、日高は、6月9日から。 牛の調教もしなくては、ならないのですが、その前に学生の練習です。 褒める、叱るができないと牛は綺麗に歩いてくれませんよ!! 学生諸君。