今日、一年生が札幌へ帰りました。 一名が喘息の発作で、入院してしまったことが、とても残念です。 2年生には、アレルギーなどのことは一応質問して、把握しているのですが、一年生には、対応できていませんでした。今後の1年生への教訓にしたいと思っております。
 今日の講義は、牛の馴致について。  日高農場での分娩頭数は、全家畜(日高には乳牛、肉牛、馬、緬羊がおります。)では、年間20頭〜30頭くらいなのですが、乳牛だけですと年間10頭ほどです。
 そうすると子牛は、殆どの期間、1頭だけで育つわけでして、馴致をしっかりしないとわがままな牛になってしまうわけです。今、3ヶ月の子牛が、学生に立ち上がって自分を上位に位置付けようとしているので、学生にその対処法を教えました。 まず、立ち上がってくる子牛を押さえつけて壁に押し付ける。 そして子牛が抵抗をやめるまでしっかりと体を抑える。子牛が体の力を抜いたら、頭を下げさせ、愛撫してやる。
 これで、大体の子牛は、おとなしくなります。 もちろん、油断をすればまたじゃれてくる事もありますが、声で怒るだけでやめる場合が多いようです。 今日学生にこの対処法させたところ、子牛が自分になついてくるので、驚いていました。 叩くよりこの方法が牛の社会性にあっていると思います。 
明日から、緬羊の毛刈りの予定、写真をアップできるようがんばります。