高騰!!

 
ここにきて、和牛素牛の価格だけでなく、ホル育成牛の価格までもが高騰してきました。 2か月で10万円近く値上がりしているそうです。新聞、メディアでも最近多く載っておりますが、メガファーム、それ以上のギガファームが日本でも出来始め、そこに多くの牛が必要なのだそうなので、そのことが少なからず、影響しているようです。昨年、福島に出来ましたメガファームへ、私共の育成牛が買われていきましたが、今後、大規模化の傾向が更に強くなるのかもしれません。
 そうなると、こちらとしても販売できる牛の確保をしたいところですが、それが、また難しい・・・・。
 平均産次数が3にいかない日本の酪農現状では、とても大変です。(ノーマル精液で授精すれば、雄、雌の可能性は、雄の方が少しだけ高いし、初産時、和牛をつけていれば、生涯で、1頭もメスを残せない可能性も出てくる。) そこで、我々が必要とされる対応は、判別精液のによる授精、受胎と、平均寿命の延長でしょう。
 当場では、育成牛は、基本、判別精液授精、受胎を目指しています。(ホル育成牛の全体の90%は、判別精液、あとは、和牛受精卵、和牛F1になります。最近は、初産にも受精しています。)
 先日、ABSの営業の方が来られまして、新しいブルブックを置いて行かれました。 新しい精液会社と提携するそうで、それも、判別精液が中心だそうです。
 モントレーの判別精液の値段も少し下がったいましたし、新しい精液会社ののブレディ(アトウッドの息子)、ミレニアム(マッカチェンの息子、やはりモントレーは、高いので…)は、興味あります。 4月で年度が変わったら、予算も潤沢なるので、何本か購入しようと思っています。