ヒーター完成

 


今年、導入予定でしたヒーターが完成いたしました。
1台は、2年ほど前から稼働していたのですが、分娩頭数も増え、もう一台必要になってきていました。
牛舎の構造と管理方法の問題で、100vのヒータでは、能力不足の為、200vの大型のヒーターの導入になっています。
 遠赤外線のカーボンヒーターで、ハロゲンヒーターように牛舎を温めるのではなく、直接仔牛にあてることで寒冷ストレスをやわらげようとしているものです。 よって、仔牛たちは、寒くなるとヒーターの下に集まってきます。3基のカーボンの角度を広げれば、さらに大きな面積に遠赤外線を放出することが可能になります。ただ、200vの動力なので、移動ができす、気軽に使えないことが欠点でした。
 それを改善するために考えたのが、レール付きカーボンヒーターシステムです。分娩房の上をヒーターがレールに沿って動くことが可能です。(レールの取り付けは、かなり丈夫にできています。ボルト締めだけでなく、金具でも止めています。) これによって、すべての分娩房でヒーターが使えるようになりました。これで、冬の分娩もかなり改善されます。 牛の入れ替えをせず、ヒーターの移動だけですませられるので、管理も楽になりました。
 来週から和牛の分娩が始まりますので、早速試運転です。