今日、和牛の素牛が市場へ旅立ちました(ドナドナです・・・)
 BSEの一件から、和牛の値段は、高水準を維持してます。 今回出荷した牛も51万円で買い取られていきました。 追加での出品だったので、多少値段が安くなったようです。和牛の素牛は、月齢10ヶ月、体重300kgを目安として飼育します。 単純に比べることはできませんが、ホルスタインの育成が20ヶ月ほどで50万台ですから、儲けは、和牛の方が多いようです。 日高では、サラブレット農家の中から、和牛に変える方もいるようです。 今日、和牛を引き取られにこられた方も元は馬の農家だったそうです。隣町でも、和牛が増えてきているようなので、これから値段が下がってくるかもしれません。 
 去年からのオーストラリアの旱魃バイオエタノールのおかげで、餌の穀物(とうもろこし、大豆とも)大幅に値が上がってきています。1ブッシェルあたり5年前の4倍なんて話もあるくらいです。 和牛の肥育には、長い時間(30ヶ月前後)とたくさんの穀物が入ります。 もしかすると霜降りの肉なんて、10年したら超高級品になっているかもしれません(今でさえ、高級品なのに!!)
 畜産にとって、今が大きな分岐点なのかもしれません。(肉も牛乳も) 世界で穀類が不足してくると、輸入飼料に頼らない畜産にシフトしていかなければ、これから、畜産を維持していくのは難しくなるはずです。